一覧に戻る文学・評論避雷針の夏櫛木理宇鄙びた山あいの集落を舞台に、夏の閉ざされた共同体で起こる出来事を描く長編。表紙は、月光に照らされた夜の村を背景に、翼を広げ牙をむくガーゴイル像が手前に大きく配される油彩調の細密な絵画で覆われている。鳥居や段々の畑、ぽつぽつと灯の点る家並み、坂道に佇む小さな人影までが青緑の階調で静かに沈み、そこへ白い明朝体の書名が縦に切り込む。守護の石像が見下ろす夜景は、平穏な土地に潜む不穏を予兆として立ち上がらせている。About出版社光文社出版年2014年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画藤田新策Amazonで見る