一覧に戻る文学・評論女王様と私歌野晶午引きこもりの男が「女王様」と呼ぶ存在をめぐり、歪んだ自意識と現実認識の崩落を描くミステリ。漆黒の地に金で箔押しされたタイトルが鈍く光り、画面下半分には睫毛の濃いひとつの眼差しが切り取られて配される。顔の輪郭を白く抜き、瞳だけを正面に据える構図は、見る者と見られる者の関係を反転させ、声高な台詞「引きこもってるから、世の中の動きがわからないんだよ、カス」と相まって、内側から漏れ出す視線の不穏さを静かに増幅させている。About出版社角川書店出版年2005年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁高柳雅人(角川書店装丁室)装画enaAmazonで見る