一覧に戻る文学・評論ピンク・バス角田光代自由に流れていく一人の女性と、その周囲の人々を見つめる長編。鮮やかな緑の草地を背景に、横一文字に伸びる鉄棒の上で逆さまにぶら下がる子と、その傍らに立って手を振る子が、にじむような柔らかい筆致で素朴に描かれる。上下に広く取られた白い余白、黒の角ゴシックで控えめに置かれた書名。緑の面と空白の呼吸が、誰もが通り過ぎた夏の放課後を、遠くからそっと照らし返す。About出版社角川書店出版年2004年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画永田キナコAmazonで見る