一覧に戻る文学・評論台風の目の少女たち赤川次郎嵐に巻き込まれた少女たちを描く、ミステリの名手による長編。深い藍に細かな光の粒が散り、伏せた横顔と流れる黒髪が画面を斜めに横切る装画は、水彩のにじみと滴りを纏って布地のように広がる。白い縦書きの和文タイトルと細身の英字キャプションが、混沌のただ中に静かな軸線を引き、揺らぎと均衡を同居させる。台風の渦の只中にある一瞬の静けさを、視覚そのもので差し出した一冊。About出版社KADOKAWA出版年2020年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画いとうあつきAmazonで見る