
美術史を裏側から動かしてきた画商たちの肖像を、ファン・アイレンブルフからヴォラール、カーンワイラー、ギヨームまで辿り、誰が「名画」の価値をつくり上げてきたのかを問う一冊。表紙にはモディリアーニ風の細長い男性肖像画を大きく据え、暗いオリーブの背景に黒い帽子と赤い口元、白いカラーが浮かぶ。上部に手書き風の英文タイトルを白で配し、和文タイトルは右側に縦組みの白抜きで重ねる構成。下部を覆う黄土色の帯が、画中の肖像と地続きの色面となり、画商という名の「人物」を眼差す装丁になっている。
著ジョージナ・クリーグ
装丁名久井直子
装画fancomi
フィルムアート社 / 2020年
ノンフィクション