一覧に戻る文学・評論水の都 黄金の国三木笙子水の都ヴェネツィアを思わせる運河で、小舟に身を寄せ合う二人の青年——その物語の一場面を切り取ったかのような装画が、表紙いっぱいに広がっている。深い藍に沈む水面、対岸の窓から零れる飴色の灯、橋上を舞う鳩、石造の街並みが、夕暮れの湿った空気を画面に湛える。題字は儚げに浮かび、なかでも「黄金」の二字だけがほのかに灯る。青と金、水と光の対比が、旅とそこで生まれる邂逅の気配を、静かに差し出してくる。About出版社講談社出版年2016年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁大岡喜直(next door design)装画くろのくろAmazonで見る