一覧に戻る文学・評論テスカトリポカ佐藤究アステカ神話の闇の神を題名に掲げ、古代文明と現代の暴力経済を横断して描く長編小説。漆黒を背景に、緑青を帯びたモザイク状の仮面が正面から据えられ、白く尖ったタイトル文字がその上から鋭く差し込む。下部の金箔めいた帯には祭文めいた惹句が並び、神話の儀礼性と現代書籍のグラフィックが拮抗する。仮面の眼窩が読み手を見返すような構図が、物語の冷ややかな血の手触りをそのまま装丁に移している。About出版社KADOKAWA出版年2021年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁川名潤(prigraphics)Amazonで見る