
映画への偏愛を全身で語る著者によるエンサイクロペディア。2006〜2013年の鑑賞遍歴と熱量を、独自の語り口で綴る。表紙は黄色いトラックスーツで構えるポートレイトを円形フレームで囲い、雲文や唐草、リボン状の意匠、朱の印章をあしらった映画ポスター調。筆勢ある白抜きの題字と、香港アクション映画を思わせるレタリングが、往年のチラシのような熱を画面いっぱいにまとう。映画を浴びるように愛してきた本文と、その文化への目配せを束ねた装いが響き合う。
著平沢逸
装丁川名潤
カバー写真竹之内祐幸
講談社 / 2024年
文学・評論