一覧に戻る文学・評論百年の子古内一百年という時間と、ひとりの子どもの姿を結びつけたタイトルが静かに目を引く一冊。淡いグレーグリーンの背景に、木彫りの少年が黒い獣の背に立ち、ラッパを天へ吹き鳴らす立像が据えられる。木地の素朴な肌、ミントのマントに走るオレンジの差し色、土台の木箱の節目までが手仕事の温度をたたえる。獣の重みと少年の細い四肢の対比が、長く渡っていく声と、それを響かせる足場の確かさを同時に伝えてくる。About出版社小学館出版年2023年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画西浦裕太Amazonで見る