一覧に戻る文学・評論田園発 港行き自転車(下)宮本輝富山の風景を背景に、亡き父の足跡をたどる娘の旅路を描いた長篇の下巻。田園と港、二つの土地を結ぶ自転車の記憶が、家族の秘密と再生へと収斂していく。表紙は青を基調にした切り絵風のイラストレーション。月が浮かぶ夜の田畑に細い一本道が伸び、橋のたもとに二人の人影と自転車が小さく佇む。手前の葉群と遠景の山並みが層をなし、静謐な遠近感を生む。タイトル文字は白地のマス目に一字ずつ収められ、夜気のような余白が物語の静けさを引き受けている。About出版社集英社出版年2015年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁緒方修一Amazonで見る