一覧に戻る文学・評論この本を盗む者は深緑野分蔵書家の血を引く少女が、本にまつわる呪いに導かれて物語の世界へ踏み込んでいく長編。表紙には夜空と緑に呑まれかけた街の一片が浮かび、階段の途中で少女がひとり立ち止まる。白い明朝の縦組タイトルは街の重力を離れて余白に点々と散らばり、文字そのものが宙へ投げ出されたかのような佇まいを見せる。絵と文字の双方が、読み手をまっすぐ本のなかの非現実へと連れていく装いになっている。About出版社KADOKAWA出版年2020年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木成一デザイン室(協力=遠藤律子)装画宮崎ひかりAmazonで見る