一覧に戻る文学・評論愚か者の島乾緑郎南の孤島に集う、事情を抱えた男女たちの群像。原始的な生活への憧れ、強欲、逃亡──それぞれの動機が交錯する場所で、誰が正気を失う者となるのか。表紙は密生する熱帯の葉を黒い額縁のように用い、その奥に砂浜と人影、赤い布をまとった一人を覗き見せる構図。深い緑と曇天の青、砂を照らす一筋の光がプリミティヴな絵画調で描かれ、外から内を窃視する視線そのものが、人を狂わせる「何か」の予感を孕んでいる。About出版社祥伝社出版年2021年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁bookwall(五藤友紀、松昭教)装画嶽まいこAmazonで見る