一覧に戻る文学・評論ゲームの王国 上小川哲カンボジア現代史を背景に、ポル・ポト政権下の少女と「ゲーム」に魅入られた少年の運命を描くSF巨篇の上巻。テロル、虐殺、不条理を主題に据えながら、規格外のスケールで現代史と思弁を接続する。表紙は黒・白・赤の三色に絞り、月のような球体と髑髏、武器のシルエットを荒い筆致で重ねた構成。飛沫めいた赤が紙面を斬りつけ、白抜きの太い和文タイトルが沈黙の中心として立ち上がる。暴力の記憶と知性の遊戯——その緊張を一枚に閉じ込めた装いである。About出版社早川書房出版年2019年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁川名潤(prigraphics)Amazonで見る