一覧に戻る文学・評論短編ミステリの二百年5小森収短編ミステリの歴史を二百年単位で辿る評論シリーズの第5巻。グリーンやヤッフェら作家を取り上げ、ジャンルの変遷と読みどころを編者の視点で解きほぐす一冊である。表紙は淡い藤色の地に、デスクスタンドの灯りと舞い散る紙片、手書き文字の断片を黄と濃紺の二色だけで構成したイラストレーション。粗いハッチングが机上の影と紙の質感を生み、書き物机からこぼれ落ちる物語の気配を漂わせる。膨大な短編の山に分け入る読書案内に、ふさわしい静かな高揚がある。About出版社東京創元社出版年2021年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁中村聡装画柳智之Amazonで見る