一覧に戻る文学・評論六花落々幕末の古河藩を舞台に、雪はなぜ六花の形をなすのかと問い続けた下士と、それに応えた重臣との交わりを描く歴史小説。藍を幾重にも重ねた夜空に細やかな雪片が散り、丘の上に佇む人物の影が静かに浮かび上がる装画は、白抜きの闊達な毛筆題字と響き合い、雪の冷たさと探究の熱を同じ画面に共存させる。一片の雪に宇宙を見ようとした人の姿を、紙面そのものが静かに肯定している。About出版社浅野隆広出版年2014年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画浅野隆広