一覧に戻る文学・評論寿司屋のかみさん サヨナラ大将佐川芳枝寿司屋を営んだ夫「大将」との日々を、女将であり書き手でもある著者がしずかに綴ったエッセイ。長年連れ添った相手を見送ったあとに残る、店と暮らしの記憶が積み重ねられている。表紙は手描き調のイラストで、白衣に眼鏡、ネクタイをきりりと締めた寿司職人がカウンター越しにこちらを見ている。背景はあたたかな茶色の木目で、目の前の白い皿には赤身の握りがひとつ。題字は緑の短冊状の地に白抜きで縦に置かれ、寡黙な人物像と店の空気を引き立てる。一枚の握りに込められた、別れの挨拶のような一冊。About出版社講談社出版年2020年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁岡本歌織(next door design)装画武者小路晶子Amazonで見る