
少年は残酷な弓を射る 上
息子が起こした凄惨な事件をめぐり、母親が夫に宛てた書簡で過去を辿る心理小説の上巻。母であること、子を産み育てることの根源を、抑制された筆致で深く掘り下げていく。表紙は、頭蓋骨に唇を寄せる少年の肖像を淡い鉛筆画ふうに描き、広い余白と細い明朝の縦組タイトルがその静けさを支える。墨と肌色のあわいに沈んだ画面の不穏さが、物語の底に流れる愛と恐れの矛盾をそのまま映し出している。
About
Credits
- 装丁
- 川名潤(prigraphics)+pri graphics inc.
- 装画
- 諏訪敦

















