一覧に戻る文学・評論かぐら文具店の不可思議な日常高山ちあき古い文具店を舞台にした、ふしぎな日常を綴る連作短編集。薄暗い店内に灯る吊りランプの橙、棚いっぱいに並ぶ筆やノートの細密な描き込み、白猫を抱いた青年と佇む少女——画面奥行きまで詰めこまれた商品の質感が、まだ手書きが息づいていた時代の文具店の匂いを連れてくる。タイトルは白抜き、副題は黒い小さな札に一字ずつ配して、まじないの符のような佇まいに。光と影の濃淡そのものが、店の奥で起きる小さな不可思議への入口になっている。About出版社集英社出版年2016年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁織田弥生装画六七質Amazonで見る