一覧に戻る文学・評論ハイドロサルファイト・コンク花村万月自らの骨髄異形成症候群と治療の経過を綴った、作家本人によるドキュメンタリー・ノベル。「遠くない未来に、私は死ぬ。」という静かな宣言から始まる満身創痍の記録である。表紙では拡大された黒い文字が上端で断ち切られ、中央には焦げた橙色の文字が滲んでぼやけ、明朝の縦組みタイトルだけが白い余白のなかで凛と立つ。崩れていく言葉とまだかたちを保つ言葉の対比が、生と死のあわいに置かれた一冊の手触りをそのまま伝えている。About出版社集英社出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁水戸部功Amazonで見る