
文学・評論
飢える私――ままならない心と体
幼少期に負った傷を抱えながら、食べることへと向かい続けてきた著者が、自らの身体と欲望のままならなさを率直に綴った回想録。漆黒の地に置かれた金色の「HUNGER」は文字の輪郭が削ぎ落とされ、欠けたままの書体として立ち上がる。紅の和文タイトルと白抜きの英文が鋭く差し込まれ、削られ、欠かされたものの手触りをそのまま紙面に重ねるタイポグラフィが、ままならない心と体の輪郭を静かに浮かび上がらせている。
About
Credits
- 装丁
- 名久井直子
- カバー写真
- Jay Grabiec
- 訳
- 野中モモ

















