一覧に戻る文学・評論シソンから、チョン・セラン失われた"彼女"のかけらをめぐる、家族三代の長編小説。淡いシルバーグレーの地に、青のグラデーションで描かれた炎とも鳥ともつかぬ不定形のフォルムが群れをなして立ち昇り、先端の小さな白い点が生き物の気配を帯びる。粒状のテクスチャは版画的な刷りの厚みを思わせ、縦組みの黒い明朝体タイトルが静かに中央を貫く。記憶のかけらが揺らぎながらかたちをとっていく、その立ち昇りそのものを表紙にとどめたような一冊。About出版社亜紀書房出版年2021年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木千佳子装画鈴木千佳子訳斎藤真理子Amazonで見る