一覧に戻る文学・評論別れの霊祠 溝猫長屋 祠之怪輪渡颯介江戸の長屋を舞台に、子どもたちと猫、そして小さな祠をめぐる怪異を綴った人気シリーズの完結篇。温かみのある茶色を地に、縞の浴衣をまとった子らと寄り添う犬や猫、片隅の小さな祠が、和紙を思わせる柔らかな筆致で描かれる。白抜きの題箋に細罫で囲まれた書名と振り仮名は古い書物の趣を添え、朱色の帯がほのかな緊張を差し込む。怪談でありながら市井のあたたかさを手放さない物語の手触りが、表紙にそのまま現れている。About出版社講談社出版年2018年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画おとないちあきAmazonで見る