一覧に戻る文学・評論いつか他人になる日親しかったはずの誰かが、いつの間にか他人になっていく——そんな関係の温度差を掬う一冊。淡い水彩で描かれる人物たちは同じ画面にいながら視線を交わさず、後ろ姿や横顔ばかりが折り重なる。ベージュと紺、薄い水色という抑えた配色が、ドラマの劇的さよりも日常にふと差す陰りを思わせ、タイトルの「いつか」という時間感覚を静かに引き受けている。About出版社KADOKAWA出版年2014年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画コバヤシヨシノリ