
思想家と元ラグビー選手が、武道・スポーツ・教育の現場を行き来しながら、現代人が見失いがちな「身体感覚」のありかを語り合う対話篇。文庫版のカバーは、淡くくすんだピンクを地に敷き、黒の和文書体だけで構成された潔いタイポグラフィ装丁。タイトル「身体修行論」の四文字を大きく据え、「ぼくらの」と著者名を脇に小さく組むことで、骨格のある活字そのものに身体性を感じさせる。柔らかな色面と硬質な明朝の対比が、しなやかさと鍛錬という主題を静かに重ね合わせている。
著平沢逸
装丁川名潤
カバー写真竹之内祐幸
講談社 / 2024年
文学・評論