一覧に戻る文学・評論桜風堂ものがたり(下)村山早紀地方の書店を舞台に、本と人との結びつきを静かに描いた連作の下巻。前作で東京の大型書店を離れた青年書店員の物語が、桜の咲く小さな町で続いていく。カバーには窓辺で背を伸ばす少女と、満開の桜、本棚に並ぶ書物がやわらかな筆致のイラストで描かれる。基調はピンクから紅へと移る花の色で、ガラス越しに差し込む光と窓枠の格子がリズムをつくる。タイトルは縦組みの明朝で右上に大きく置かれ、絵の温度と書体の端正さが、町の書店という日常に流れる物語の静けさを支えている。About出版社PHP研究所出版年2019年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁岡本歌織(next door design)装画げみ(Karon)Amazonで見る