一覧に戻る文学・評論52ヘルツのクジラたち町田そのこ他者に届かない周波数の声を抱えて生きる人々が、互いの存在を見つけていく物語。深い紺の地に、小鳥や猫、宝石、観覧車、月や花、ケーキといった小さな品々が標本のように散りばめられ、白い衣をまとった人物の口元からは泡のような粒がこぼれ落ちる。聞こえないはずの声を一つひとつ拾い集めるような、静かな手触りの装画が物語の余韻を支えている。About出版社中央公論新社出版年2023年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画福田利之Amazonで見る