一覧に戻る文学・評論サラバ!(上)イラン、エジプト、日本と国を渡り歩いて育つ主人公が、自分自身の物語を探していく長編の前半。装丁は格子状に区切られた小さな絵の集積で、塔やドーム、人物、花、手といった断片が原色のブロックに収められ、油性パステルのざらついた筆致で一枚ずつ描き分けられている。記憶のかけらをタイルのように並べ直したかのような構図が、ひとつの人生に降り積もっていく風景の多さを静かに伝えている。About出版社西加奈子出版年2014年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木成一デザイン室(協力=遠藤律子)装画西加奈子