文学・評論
吾輩は童貞(まだ)である 童貞について作家の語ること
キノブックス
童貞をめぐる作家たちの言葉を集めた一冊。川端康成、三島由紀夫、森鴎外といった文豪から、谷川俊太郎、穂村弘、みうらじゅんら現代の書き手まで、22篇が並ぶ。表紙には、桃色の髪をした少年が小さな生き物を抱きかかえ、装飾的な椅子に腰掛ける漫画調のイラスト。タイトルは骨太な明朝で大きく組まれ、「まだ」の文字を囲う朱色の小丸が、テーマのきまり悪さを軽やかにほどく。傷つきやすさと妄想力の同居する22の声を、ポップに受け止める佇まい。