一覧に戻る文学・評論カカノムモノ2 思い出を奪った男浅葉なつ他人の願いと記憶を糧に生きる者をめぐる、絶望と救済の物語の第二巻。深い藍に沈む海を背景に、対照的な二人の男性が並ぶ。黒いシャツの一人は伏し目がちに、赤い柄シャツとサングラスのもう一人は斜に視線を投げる。背後には小魚の群れと巨大なエイの影が静かに漂い、白いゴシック体の題字が水底の青を断ち切る。沈黙する海と二つの表情の距離が、記憶を奪う者と奪われた者のあいだに横たわる隔たりを暗示している。About出版社新潮社出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁川谷康久(川谷デザイン)装画灰原薬Amazonで見る