一覧に戻る文学・評論君と時計と塔の雨 第二幕綾崎隼時計と塔、そして雨というモチーフをめぐる連作の第二幕。カメラを構える少年の姿に、過ぎゆく時間を写し留めようとする意志が滲む。表紙はアニメ調のイラストで、淡い桜色のシャツと赤いマフラー、赤褐色の髪が画面中央に灯る。背景には砕け散る白い破片が舞い、青みがかったモノトーンが少年の暖色を際立たせる。題字は縦組みの明朝に水色の縁取りを添え、降りそそぐ雨と静かに呼応する。シャッターを切る一瞬と、止められない時の流れ。両者のあわいに物語が息づいている。About出版社講談社出版年2016年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁bookwall(五藤友紀、松昭教)装画pomodorosaAmazonで見る