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世界が赫に染まる日に
文学・評論

世界が赫に染まる日に

櫛木理宇

赫」の古字を据えた題が予感させるのは、日常の輪郭がゆっくり滲んでいく一日。グレーの闇に浮かぶ少年の顔には輪切りのトマトが重なり、果汁がこめかみから顎へ赤い筋を引く。傷とも涙ともつかぬその痕、抜けるように白い肌と銀の髪、絵画的な筆致で描かれた虚ろな眼差し——縦組みの白い題字だけが、その静けさに細い切れ目を入れている。果実が血を肩代わりする構図に、物語の不穏が静かに滲む。

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出版社
光文社
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文庫
ジャンル
文学・評論

Credits

装丁
鈴木久美角川書店装丁室
装画
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『東京近江寮食堂』 装丁: 鈴木久美 書影

東京近江寮食堂

渡辺淳子

装丁鈴木久美

装画マメイケダ

光文社 / 2017年

文学・評論
『東京近江寮食堂 宮崎編: 家族のレシピ』 装丁: 鈴木久美+坂野公一 書影

東京近江寮食堂 宮崎編: 家族のレシピ

渡辺淳子

装丁鈴木久美+坂野公一

装画マメイケダ

光文社 / 2019年

文学・評論
『東京近江寮食堂 青森編』 装丁: 鈴木久美 書影

東京近江寮食堂 青森編

渡辺淳子

装丁鈴木久美

装画マメイケダ

光文社 / 2020年

文学・評論
『今夜、喫茶マチカネで』 装丁: 鈴木久美 書影

今夜、喫茶マチカネで

増山実

装丁鈴木久美

装画嶽まいこ

集英社 / 2024年

文学・評論
『川が流れるように』 装丁: 鈴木久美 書影

川が流れるように

Read、Shelley、桑原、洋子

装丁鈴木久美

装画植田陽貴

早川書房 / 2024年

文学・評論
『白日の鴉』 装丁: 鈴木久美 書影

白日の鴉

福澤徹三

装丁鈴木久美

カバー写真Digital Zoo+Corbis+gettyimages

光文社 / 2015年

文学・評論
『神聖喜劇〈第1巻〉』 装丁: 間村俊一 書影

神聖喜劇〈第1巻〉

大西巨人

装丁間村俊一

装画林哲夫

光文社 / 2002年

文学・評論
『ただ、一緒に生きている』 装丁: 服部一成 書影

ただ、一緒に生きている

坂本美雨

装丁服部一成

装画岩永ハナエ

カバー写真池田晶紀+黄瀬麻以

光文社 / 2022年

文学・評論
『うらはぐさ風土記』 装丁: 鈴木久美 書影

うらはぐさ風土記

中島京子

装丁鈴木久美

装画北澤平祐

集英社 / 2024年

文学・評論
『黄土館の殺人』 装丁: 鈴木久美 書影

黄土館の殺人

阿津川辰海

装丁鈴木久美

装画緒賀岳志

講談社 / 2024年

文学・評論
『〈本の姫〉は謳う 1』 装丁: 鈴木久美 書影

〈本の姫〉は謳う 1

多崎礼

装丁鈴木久美

装画緒賀岳志+芦刈将

講談社 / 2024年

文学・評論
『チンギス紀 十七 天地』 装丁: 鈴木久美 書影

チンギス紀 十七 天地

北方謙三

装丁鈴木久美

装画寺田克也

集英社 / 2023年

文学・評論
『彼女が天使でなくなる日』 装丁: 鈴木久美 書影

彼女が天使でなくなる日

寺地はるな

装丁鈴木久美

装画のなかあやみ

角川春樹事務所 / 2023年

文学・評論
『どうしてわたしはあの子じゃないの』 装丁: 鈴木久美 書影

どうしてわたしはあの子じゃないの

寺地はるな

装丁鈴木久美

装画柊有花

双葉社 / 2023年

文学・評論
『チンギス紀 十六 蒼氓』 装丁: 鈴木久美 書影

チンギス紀 十六 蒼氓

北方謙三

装丁鈴木久美

装画寺田克也

集英社 / 2023年

文学・評論
『四重奏』 装丁: 鈴木久美 書影

四重奏

逸木裕

装丁鈴木久美

装画Q-TA

光文社 / 2023年

文学・評論
『難民調査官』 装丁: 坂野公一+吉田友美 書影

難民調査官

下村敦史

装丁坂野公一+吉田友美

カバー写真Michael H

光文社 / 2016年

文学・評論
『ごんたくれ』 装丁: 鈴木久美 書影

ごんたくれ

装丁鈴木久美

装画村田涼平

光文社 / 2015年

文学・評論