
明治・大正の文豪たちが起こした"炎上"の数々を、現代的な視点で読み解く一冊。太宰治の恨み、三島由紀夫のコンプレックス、田山花袋のフェチなど、教科書に載らない人物像を集める。表紙はショッキングピンクを地に、頬に手を添える人物の肖像画。「ドロドロ文豪史」の太い墨書きが画面左を縦に貫き、右上には「炎上案件」の黄色い手書き文字が斜めに走る。下部の白い帯には赤と紫の極太書体がひしめき、週刊誌の中吊りを思わせる賑やかな構成。毒気と熱量を、ポップな色面と肉筆の線でそのまま視覚化した装丁。
著中島岳志、若松英輔
装丁矢萩多聞
装画ミロコマチコ
集英社 (発売) / 2021年
社会・政治