一覧に戻る文学・評論旅のない上田岳弘コロナ禍の日々に揺れる生活の手触りを、四つの短篇で掬い上げた一冊。芥川賞作家による初の短篇集と帯にある。カバーに据えられたのは、緑とオレンジの壁面、信号機の青い歩行者、ガラス越しの店内が交差する街角の写真。その上に「旅のない」のタイトルが大ぶりの明朝でばらけて配置され、移動の止まった日常を切り取る視線と呼応する。色面と人影が、行き場のない時間そのものの構図として立ち上がる。About出版社講談社出版年2021年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木成一デザイン室(協力=遠藤律子)カバー写真伊丹豪Amazonで見る