一覧に戻る文学・評論忘霊トランクルーム吉野万理子窓辺に腰掛ける少年の背中越しに、海と遠い島影、夕暮れの光が差し込む。室内には古びた扇風機と段ボール箱、宙を漂う細かな光の粒。残された"もの"に宿る記憶と、そこに憑く幽霊たちを描く青春ミステリ。イラストは静かな郷愁と微かな不穏を同居させ、帯の手書き風の囲みが、まだ語られていない物語の余白を残している。倉庫の薄明と海の青が、忘れられたものたちの気配をそっと湛えている。About出版社新潮社出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁川谷康久(川谷デザイン)装画中村至宏Amazonで見る