一覧に戻る文学・評論わたしの忘れ物乾ルカ忘れ物」をめぐる連作短編集。誰かの思いひとつで、ものの価値はゆるやかに変わっていく——人の機微を静かに掬う物語。表紙は雨上がりの街路を描いた水彩画。青いコートの女性が足を止め、濡れた路面の落とし物にそっと視線を落とす。にじむ緑と青、画面に散る無数の水滴、傘をさした人影が遠景にぼやける。縦組みの筆文字のタイトルが右に大きく据えられ、英字と著者名が控えめに添う。落としたものを、もう一度見つめ直すまなざしの一冊。About出版社東京創元社出版年2021年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画最上さちこAmazonで見る