一覧に戻る文学・評論有頂天家族題に掲げられた『有頂天家族』の語が、どこか騒がしくも愛おしい一族の気配を呼び込む。淡い若草色の地に、表情の違う狸たちが思い思いの向きから顔をのぞかせ、中央には小さな青い蛙がひとつ。絵具の筆触をそのまま残した画肌と、勢いある墨書きの題字が向かい合い、にぎやかな構図のなかに余白が呼吸する。跳ねるような物語の気配が、表紙からそのまま立ち上がってくる。About出版社横田章光出版年2010年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁鈴木成一デザイン室(協力=遠藤律子)装画横田章光