一覧に戻る文学・評論諦念後──男の老後の大問題小田嶋隆定年後の男たちの「諦念」を題材に、還暦を過ぎてなお初めての老いに戸惑う姿を軽妙な筆致で綴ったコラム集。鮮やかな黄色の地に、理髪店の椅子で本を読む毛むくじゃらの客と、ハサミを手にした細身の理容師を線画で配する装丁は、どこか可笑しく、どこか身につまされる。波線で強調された朱赤のルビ「ていねんご」と手書き風の帯文字が、軽さの中に苦みを差し込み、老いを笑い飛ばすでもなく嘆くでもない、絶妙な温度をたたえている。About出版社亜紀書房出版年2022年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁矢萩多聞装画小林マキAmazonで見る