一覧に戻る文学・評論教団X中村文則ある教団に引き寄せられていく人々の語りを通し、信仰と暴力、意識の深層を執拗に問い続ける長編小説。淡い余白を背景に、左右対称で広がる細密なモノクロームの群像が、塔や人影、祭壇めいた構造を幾重にも反復し、見つめるほどに像の輪郭が揺らいでいく。その中央に重ねられた荒々しい墨書きの題字は、整然と並ぶ集合のなかに走る一筋の亀裂のよう。秩序と狂気のあわいを、紙面そのものが体現している。About出版社集英社出版年2014年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木成一デザイン室(協力=遠藤律子)装画桑島秀樹Amazonで見る