一覧に戻る文学・評論地球にちりばめられて多和田葉子故郷の国が消えた女性が欧州を渡り歩き、自ら編んだ言葉で他者とつながっていく長篇。夕暮れの空を背に、長い衣をまとった人物が大きく捻れた暗い塊を抱きしめるイラスト。顔は伏せられ、青と土の色だけが穏やかに残る。細い白の明朝が縦に配され、絵の柔らかな輪郭を乱さない。失われた土地の重さを抱えてどこにも属さず立つ姿が、散り散りになった言葉と静かに響き合う。About出版社講談社出版年2021年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁鈴木成一デザイン室(協力=遠藤律子)装画POOL(@tasteoftest)Amazonで見る