
ブルース・リーの娘が、父の遺した言葉と哲学を辿りながら「水のように在る」生き方を綴った一冊。32年の生涯で培われた人生哲学を、家族としての記憶と共に読み解いていく。カバーは白地に、筆致の荒い水墨タッチで描かれた二つの肖像を左右に配し、その間に欧文と和文のタイトルを縦の重心で通す構成。黒のセリフ書体と明朝の対比、筆のかすれや滲みが残る描線が、静けさと張りつめた強さを同居させる。やわらかさと芯の強さを、紙面そのものが体現している。
著黒田有
装丁金井久幸
装画矢野恵司+黒田有
毎日新聞出版 / 2018年
文学・評論