一覧に戻る文学・評論恋の穴におちた。湿原に開いた奇妙な穴を介して、三十路手前の作家と少年の心が少しずつ重なっていく物語。淡い水気を帯びた青灰色の背景に寄り添う二人を描き、その奥には淡いピンクの「穴」の一字を巨大な透かしとして据える。縦組みの細い明朝で題が静かに添えられ、白い帯では「愛」の一文字だけが鮮やかなピンクに膨らむ。覗き込むことでしか触れられない感情を、文字そのものを穿った構図に託している。About出版社LINE出版年2019年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁川谷康久(川谷デザイン)装画necoAmazonで見る