一覧に戻る文学・評論白鯨物語白鯨」を下敷きに、現代日本語で語り直された海洋小説。原典の壮大な叙事性を、簡潔で硬質な文体へと鋳直す試みとして読める。表紙は余白を大きくとった白地の中央に、墨のかすれと細い線描で抽象化された波頭のような形が据えられ、藍と藤色のにじみが幾重にも重なる。題字は淡い灰色の明朝で縦に組まれ、墨色のうねりと静かに響き合う。荒海に対峙する物語の張りつめた静けさを、装丁が先取りしている。About出版社丸山健二出版年2013年ジャンル文学・評論Credits装丁鈴木成一デザイン室(協力=遠藤律子)装画柳智之Amazonで見る