一覧に戻る文学・評論心淋し川西條奈加江戸の片隅、淀みのある川沿いの長屋に暮らす人々の人生を編んだ連作短編集。直木賞受賞作。装画は緑陰に沈む川辺の家屋と、藍の着物姿で水面を見やる人影を描いた絵画で、にじみと擦れを残した版画的な質感が物語の湿度を伝える。タイトルは縦組みの白抜きで上下に大きく配し、中央には円形の枠で読みを添える。落ち着いた緑と藍の階調が、市井の哀しみと静かな救いを湛えた本作の余韻と響き合う。About出版社集英社出版年2020年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画木内達朗Amazonで見る