一覧に戻る文学・評論かめくん北野勇作亀型の労働ロボットを主人公にした長篇SF。淡々と続く日常の細部から、世界の歪みや戦争の記憶が静かに立ち上がってくる作品である。表紙はブルーとオレンジの二色刷り。見上げる短髪の人物の頭上には、逆さに浮かぶ街並みと塔が線描で広がり、地と空がそっくり反転している。温度差のある二色と簡潔な手描きの線だけで違和感を成立させ、物語に潜む居心地の悪さと郷愁を、画面ごと裏返してみせる構成になっている。About出版社河出書房新社出版年2012年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁川名潤(prigraphics)+Pri Graphics inc.装画オカヤイヅミAmazonで見る