一覧に戻る文学・評論東京プリズン赤坂真理戦後日本の記憶と少女の自己を交錯させる長編。アメリカの高校で東京裁判のディベートに立たされる16歳の視点から、国家と個の境界を問う。深い藍に沈む画面の中央に、髪で顔の覆われた白い衣の少女が立ち尽くす。その像の上に重ねられた朱の太い文字が、にじんだ写真を貫いて熱を放つ。匿名のまま佇む身体と燃える書名の対比が、ひとりの少女に託された歴史の重さを静かに告げている。About出版社河出書房新社出版年2012年ジャンル文学・評論Credits装丁鈴木成一デザイン室(協力=遠藤律子)装画夏目麻麦Amazonで見る