一覧に戻る文学・評論江ノ島西浦写真館三上延江ノ島の古い写真館を舞台に、訪れる人々の記憶と過去をめぐる物語。館内に持ち込まれるささやかな謎が、人の来歴をやわらかく照らしていく。表紙はセピアとアンバーに沈む室内に、生成りのケーブルニットをまとった少女が静かに立つ姿。背後の壁には額装された風景写真が掛かり、棚には蛇腹レンズの古いカメラが整然と並ぶ。繊細な線描と暖色の階調が、過ぎ去った時間を呼び戻す現像液のように画面全体に働いている。About出版社光文社出版年2018年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁鈴木久美(角川書店装丁室)装画こよりAmazonで見る