
副題に「奇妙な客人のためのアラカルト」とあるとおり、人ならざる存在をもてなすレストランを舞台にしたとおぼしき一冊。表紙は水彩タッチのイラストカバーで、給仕の青年、ケーキを運ぶ少女、星をちりばめた黒いニットの女性を中心に、赤い布を巻いた白狐や小さな半透明の影が同じ画面に並ぶ。タイトルは淡い水色のグラデーションで手書き風に組まれ、英字併記のロゴが寄り添う。人と異形が一枚の絵のなかに等しく収まる、静かな共在の構図。
著Fitzgerald、Penelope、-2000、山本やよい
装丁アルビレオ
ハーパーコリンズ・ジャパン / 2019年
文学・評論