一覧に戻る文学・評論二人の嘘一雫ライオン十年に一人の逸材」と称される女性判事と、偽証で真実を覆い隠した元服役囚——二人の間に横たわる嘘と純愛の行方を辿る長編。淡い墨と灰の滲みのなかに、伏し目の女性と背後に佇む男性の輪郭が薄く立ち上がる。題字は墨書のような黒で静かに据えられ、人物のかすれと広く取られた余白が、明かせない何かの気配だけを残している。言葉にできない感情の輪郭を、にじむ画と無音の余白が引き受けている。About出版社幻冬舎出版年2021年判型四六判 / A5判 サイズジャンル文学・評論Credits装丁鈴木成一デザイン室(協力=遠藤律子)装画金子幸代Amazonで見る