一覧に戻る文学・評論君の波が聞こえる乾ルカ耳をすませば、誰かの声が届くかもしれない――そんな静かな予感をまとった一冊。横顔を伏せた少年の姿が、青や紫の滲みとともに水彩で描かれ、背景にはしぶきのような細かな飛沫が散る。白い余白の上に縦書きのタイトルが落ち着いて置かれ、絵の柔らかさと活字の端正さが響き合う。波音にも似た色の揺らぎが、内面に耳を傾ける物語の手触りを静かに伝えてくる。About出版社新潮社出版年2014年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁新潮社装幀室装画丹地陽子Amazonで見る