一覧に戻る文学・評論あかりの湖畔湖畔の宿に集った人々の数日間を描く長編小説。穏やかな水面の下でゆれる感情の機微を、丁寧な筆致で掬い上げる物語だ。表紙には、緑の山に抱かれた湖を俯瞰する水彩画が広がる。淡いブルーで描かれた水面、点描のような木々、小さく置かれた集落の屋根が、白い余白のなかにのびやかに収まる。タイトルと著者名は黒の明朝でひかえめに上部へ置かれ、絵の柔らかさを邪魔しない。風景の静けさと、そこに生まれる人の気配を、一枚の絵が予感させる。About出版社中央公論新社出版年2014年判型文庫ジャンル文学・評論Credits装丁田中久子(アンサンブル)装画木村彩子